アルコールの飲み過ぎは記憶力の低下に繋がる恐れあり

酒に酔った男性

前後不覚になるまで大量のお酒を飲んでしまったという経験を持っている人は多いです。この場合の記憶の消失はたいていは一時的なもので、しらふに戻って正常な記憶力を維持していれば、笑い話にされてしまうこともあります。

 

しかし、お酒を飲む習慣がある人のうち、量と頻度が高くなるほど脳へのダメージが強くなるという研究結果が報告されています。酒は百薬の長とも言われ、時には体に良い影響を与えることもあります。

 

でも、限度を超えてしまえば大きなリスクとなります。お酒による健康被害として周知されているのは肝機能障害や依存症。そして脳へのダメージでは、老化による認知・記憶・判断などの能力低下が早くなります。

記憶が飛んでしまう理由

嫌なことがあった時に、忘れてしまいたくてお酒を大量に飲むという人がいます。どうして忘れてしまうのかというと、単に酔っぱらうからではなく、アルコールが脳の記憶をつかさどる海馬の働きを一時的にマヒさせてしまうからです。

 

脳には異物が混入して機能が低下しないように血液脳関門というのが備わっているので、簡単には記憶がなくなることはないのですが、お酒には関門を突破する威力があるのです。

 

もちろん、これは一時的なものなので、醒めれば元には戻ります。しかし、このような状態が頻繁に繰り返されると、飲酒の習慣がない人に比べて、海馬の委縮が早まるため、記憶力も低下しやすくなるといえます。

記憶に影響を与えない適量とは

5000人以上の50歳以上の男女に対して10年間の中で3回の認知機能テストを実施した結果によれば、記憶に悪影響を与える量はビールなら中ジョッキ2杯でした。そして、飲まない人より老化による物忘れが6年早く始まることもわかりました。

 

また、毎日の飲酒はアルツハイマーの発症率も飲まない人より5年早めることが実証されました。そして、飲まないか飲んでも中ジョッキ2杯以下の場合には、特徴的な衰えは確認できていません。

 

そして、個人差はありますが、女性の場合、女性ホルモンの中のエストラジオールの影響で男性よりも少ない量で依存症になりやすいと言われています。

 

特に生理の前にはエストラジオールの分泌が増えるのでいつもより早く酔いやすくなるのが特徴です。閉経後はエストラジオールの影響をうけなくなるのでお酒に強くなる人が多いですが、飲みすぎれば記憶障害のリスクは高くなりますから、飲みすぎないように注意が必要です。

 

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