高血圧が記憶力低下の原因の可能性も

血圧を測る男性

日本国内全体でおよそ4,000万人が罹患しているとされるのが「高血圧症」です。

 

でも、この病気にはほとんど自覚症状がなく、気が付いた時には重篤な状態になっているケースが多いことから「サイレントキラー」とも呼ばれています。

 

高血圧症を見分ける兆候にはさまざまなものがあり、その1つとして「記憶力の著しい低下」もあります。では、高血圧が人体に及ぼす影響と、記憶力との関連について解説いたします。

高血圧が体に及ぼす影響

人間の体内では心臓がポンプの役割を果たして血液を循環させています。もし血管が何らかの原因で詰まりを起こしてしまうと、心臓はさらに圧力をかけて血流を改善しようとします。この状態が定常的に続く状態を「高血圧症」と呼びます。

 

高血圧症になると、血管には常に強い力が加わった状態になるため、血管そのものが疲労して柔軟性を失ってしまいます。その結果、心筋梗塞や脳梗塞、脳卒中など重篤な健康被害を引き起こすリスクが高まるわけです。

 

また、高血圧症の人は糖尿病や肝臓・腎疾患および記憶力低下などの脳疾患にかかるリスクも非常に高いと言われています。

 

高血圧症の状態が長期間継続すると記憶力が低下するリスクが高まる

高血圧症になると、脳内の血管にも当然強い負荷がかかります。その状態が長期間続くことで、記憶を管理する海馬や側頭葉には強いストレスがかかり、結果として認識能力や記憶力が少しずつ低下していってしまうのです。

 

実際、20万人の成人男性を対象として行われたテストによれば、これまでに高血圧症と診断されたことのある人たちの平均的な判断力や記憶力は、そうでない人たちの平均値と比べて大幅に劣ることが分かっています。

 

一方で、高血圧症と診断された後、すぐに治療をした人たちに関しては、記憶力や認知能力の著しい低下は確認されませんでした。ですから、高血圧症と判断されたなら、すぐに治療を始めることが記憶力を守るためのカギとなります。

 

高血圧の症状を改善するには

中高年層の人で高血圧症を患っている場合、認知症やアルツハイマーなどに罹患するリスクが非常に高くなります。ですから、専門医の指導を受けつつ、生活習慣を早急に改善して行く必要があります。

 

喫煙は血管の収縮を促すため、高血圧症の悪化につながります。また、過度の飲酒や脂質の多い食事を避けることも重要です。加えて、血流を良くするビタミン・ミネラルを含む食材を意識して摂取することなどが求められるでしょう。外食をすることが多い人は、栄養バランスを保つためにサプリメントを活用するのも良いでしょう。

 

特にビタミンB12は、高血圧による記憶力の低下を緩和し、認知症などにかかるリスクを下げる働きがあります。ただし、降圧剤などを処方されている場合には、サプリメントの服用に関して必ず医師に相談するよう心がけましょう。

 

⇒記憶力低下に悩む方のためのサプリメントランキング