若いのに記憶力が著しく低下・・・若年性健忘症の原因と症状とは

若年性健忘症について話す看護師

新しいことが覚えにくくなったり、記憶が曖昧になるのは、一般には加齢による老化現象だと考えられていますが、若い人の中にも物忘れがひどい人がいます。

 

わざと素知らぬ顔を決め込むしたたかな人も中にはいますが、ついうっかりというケースもあります。日常生活に支障がない程度なら笑い話で済んでしまいますが、大事なことがすっぽりと抜け落ちてしまう頻度が高い場合には病気の可能性もあるので注意が必要です。

若年性健忘症の可能性

20代から30代で記憶力が著しく低下して記憶障害がみられる場合、若年性健忘症という記憶障害を発症しているかもしれません。記憶障害にはレベルがあって、人の名前を度忘れするという程度から自力での生活が困難になるような重度の症状まであります。会話がつながらない、相手の話が理解できない、言われたことをすぐに忘れてしまう、などの症状があるのが特徴です。

 

また、食事の内容を忘れる、日にちがわからないなど認知症と似た症状も発症します。そのため、スケジュール管理ができずに仕事に支障が出たり、約束を忘れて友人関係がぎくしゃくすることもあります。記憶が困難な状態が著しく度を越している場合には専門機関を受診して原因を突き止めることが必要です。

早期治療で回復できる疾患

若年性健忘症の顕著な特徴は、病院での検査では脳の異常はまったく見られないということです。原因は、強いストレス、頭部外傷ともうひとつ思考する頻度が減少したこと、と考えられています。原因は確定されていないので、治療は対症療法が主ですが、適切な治療をすれば重症化を遅らせたり、日常生活に支障がない程度まで回復させることが可能な病気と言われています。

 

有効な治療方法として最も多く実施されているのは脳のトレーニングです。トレーニングによって脳に刺激を与えることで、働きを活性化させることができます。新聞や本などを用いてたくさんの活字を読む、手紙を書く、多くの人と会話をする、などの方法があります。ルーチンワークにならないようにすることも大切です。

デジタル生活が危険

パソコンを頻繁に使うようになって、漢字が書けなくなった、と言う人が増えています。デジタル機器は豊富な情報を持っているので、検索するだけで必要な情報を入手できます。自分で試行錯誤するという習慣が減少していることも若年層の健忘症の原因になる可能性もあります。デジタル機器への依存度を減らして、不便はあってもアナログな生活をすることが健忘症の予防につながります。

 

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