更年期による記憶力低下と物忘れについて

記憶力の低下は老化現象だけではない

更年期障害の女性

人間は年を重ねるごとに体内の機能が低下します。シワや白髪など外見上の変化だけでなく、血管の劣化、脳の働きの低下といった肉体的な変化があります。脳の働きが低下することによって、人の名前が思い出せなくなったり新しいことが覚えにくくなったりします。

 

脳の機能は老化現象だけでなくホルモンバランスの乱れによっても衰えてしまいます。代表的なのは更年期障害で、女性ホルモンの中のエストロゲンが減少することによって物忘れがひどくなったと感じている女性は多いです。エストロゲンの働きのひとつには脳にある神経細胞を異常なたんぱく質から保護するということがあります。

 

異常なたんぱく質はアルツハイマーを誘引するのではないかといわれている物質で、脳内に蓄積されると記憶を阻害するので、物忘れがひどくなります。また、血流をアップさせる働きも持っています。特に脳への血流が滞ると、血管系の疾患の原因となりますし、やはり記憶力低下につながります。

閉経後の体調も大きくかかわる

閉経の前後には様々な体調の変化があります。代表的なものとして、ほてり、汗、気分の抑揚、不眠、ストレスなどがありますが、特に不眠は新しい情報の定着に大きな影響を及ぼします。情報の定着は睡眠時におこなわれるので、よく眠れない状態が続くと物忘れをしやすくなります。

 

ストレスを強く感じるとコルチゾールといいう物質が分泌されます。コルチゾールは記憶喪失を誘引し、記憶を阻害する働きをもっているので、大量に分泌されると物覚えが悪くなる原因となります。閉経後の体調の変化は数年で安定してくるといわれていますが、脳の機能の低下は時がたてば元に戻るというものではないので、低下しないように予防策を講じることが大切です。

物忘れの特徴

閉経が原因で起こる物忘れの症状には特徴があります。短期記憶に問題が発生することで、覚えたと思っても、短い間しか覚えていられない頻度が増えます。また、覚えていられる時間も極端に短くなります。たとえば、メガネを外しておいた場所がわからなくなる、何をしようとしていたのか忘れてしまう、などが頻繁に起こります。メガネを置く前にしていたことを思い返してみて、自分の行動をたどることで場所を確認できます。

 

就寝前に1日の行動を反復してみるのも効果があります。また、覚えておきたいことは、メモにして文字化し、視覚に印象づけると比較的忘れにくいです。

 

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